ここでは結婚式の由来と、結婚式のスタイルについて大まかではありますが説明して行きたいと思っています。
一生に一度ですから、色々な情報を手に入れて自分にあったスタイルで式をあげてください☆
◆結婚式の由来◆
日本古来の結婚の意義
かなり古くのことですので、その時代背景が知りえるのですが、昔の結婚は、子孫繁栄と財産譲渡を目的として行われました。世界中でほぼ共通した結婚の認識だったようです。
娘を渡す変わりに財産をもらうという感じでしょうか。今でも、結納を行う際は、花婿の自宅で行われ、結納金なるものが渡されますよね。
また、当時の家庭は(今も?でしょうか)父親の力が強く、娘は父親の物であるが故に、父親の手から花婿に譲渡されるようでした。現在でも、式で、花嫁の父親がバージンロードを花嫁と歩き、花婿に引き渡す演出があり、これに由来しています。また、花嫁・花婿が肉体的に結ばれる「床入り」が、結婚で重要な儀式とされていました。子孫繁栄という観点からすれば、それもそうでしょうか。
当時は、全てが生きることと結びついて行われているため、その生きるという中の一部の儀式とされていました。
現在では、結婚式に生きるための儀式というものはありませんが、その当時の儀式が現在の式でのセレモニー・演出になっているところが多く見られます。
◆結婚式の種類◆
式の種類には、神仏に誓いを立てる神前式、キリスト教式(教会・チャペルウエディング)、仏前式と、参列者に誓いを立てる人前式があります。
もともと日本では参列者の前で宣誓を行う人前式が主流でした。キリスト教式などの神前式は明治になってから主流となりました。
最近はまたまた人前式が増えているようです。
◆人前式◆
●人前結婚式とは
教会や神前での結婚式とは異なり、人前結婚式を選んだふたりが愛の誓いをたてるのは、神様でも仏様でもなく、列席していただく方々です。
決められた型がなく、セレモニーを自由に組み立ててアレンジできる人前結婚式は、必要だと思うものだけを取り入れて、個性的な結婚式を実現できる、オリジナル派のカップルにピッタリの挙式スタイルといえます。
プランニングから始めよう
●まずはふたりのコンセプトを確認する
「私たちらしい人生の新しいスタートを、列席者の方々に見届けていただきたい」と選んだ人前結婚式ですから、ふたりらしく一貫したコンセプトに基づく綿密なプランニングが必要です。
プランニングを始める前にしておきたいのは、なぜふたりが人前結婚式を挙げようと思ったのか、納得のいくまで話し合っておくこと。誰に何を誓いたいのか、自分たちらしい表現とは何なのか、しっかりと考えておきましょう。ご両親をはじめとする、列席者に充分なご理解をいただくことも、スムーズなプランニングを進めるための重要な鍵となります。
●コンセプトにあった挙式のスタイルを決める
会場を決める前に、挙式のスタイルをある程度イメージしておきましょう。宗教色がない人前結婚式のスタイルは和風と洋風に大きく分かれ、新郎新婦の装いによって決定することが多いようです。和装での挙式の場合、神前式をベースとした式次第や演出を。一方、ウエディングドレスの装いでは、キリスト教の様式を参考に組み立てるのが一般的です。
列席者の顔ぶれも挙式のスタイルを左右します。たくさんの方々に列席していただきたいのなら、披露宴の前にすべてのゲストに立ち会っていただいてのセレモニーを。ご両親への感謝と親族への報告をきちんとした形で、というふたりなら、披露宴の開宴前に家族中心のアットホームな式を挙げるのもいいでしょう。
●人前結婚式の主旨を参列者に理解していただく
列席者に承認されて初めてふたりの結婚が成立する人前結婚式において、列席者は単なる「お客様」ではなく「立会人」であり「証人」です。このことを前もって列席者に伝えなければなりません。
人前結婚式が挙式のスタイルとして一般的になってきたとはいえ、参列したことがない、という方も中にはいらっしゃるでしょう。また格式を重んじる年代の方の中には、人前結婚式を「お手軽な結婚式」と思っている方もいらっしゃるのも事実です。したがって、招待状に「人前結婚式を行ないますのでご列席ください」と記載するだけでは、説明不足です。ふたりがなぜ人前結婚式をしようと思ったのか、列席者に何を伝えようとしているのかを明確にしておくことで、列席者の賛同を得ることができるでしょう。
●イメージや規模を考えてふさわしい会場を選ぶ
挙式について、ある程度のイメージが固まったら、それに適した会場を探します。会場選びは、もっとも自分たちらしいセンスを発揮できるポイントのである一方、列席者は、ふたりが「新しい人生のスタート地点としていちばんふさわしいと思った場所」と認識するわけですから、慎重に選びたいものです。あまりにカジュアルすぎる場所はセレモニーらしさを演出するのにふさわしくありません。
会場選びは、挙式と披露宴と同じ会場にするか、それとも挙式後に会場を移すのかで違ってきます。最近では挙式と披露宴は別の会場にするカップルが増えてきているようです。
●セレモニー成功の鍵を握る司会者と立会人代表
人前結婚式を成功させるためには、進行役である司会者の役割と立会人代表の存在が重要になります。
司会者は新郎新婦のこと、セレモニーに対するふたりの考えを充分に理解してくれる方、もしくはプロの司会者に依頼するのがよいでしょう。いすれにしても必ず事前に時間をとり、ふたりのセレモニーに対する考えを列席者に伝えてもらうようにしたいものです。
立会人代表も、他の立会人に対してこの結婚が成立したことを宣言し、承認していただくという非常に重要な役割ですから、司会者と同じく、ふたりのことをよく知る、そしてこの結婚式の主旨に賛同してくれる方にお願いします。
●リハーサルを忘れずに
挙式の具体的なパーツをプランニングに組み込んだら、全体が自然な流れになるように調整し、リハーサルに臨みましょう。どんなに完璧な台本を作ったとしても、当日実際に会場で動いてみないとわからないことがたくさんでてきます。お手本がないセレモニーだからこそ、臨機応変に対応できるようにしておきましょう。
アレンジ自由自在の式次第
●スムーズな進行のためには式次第が重要です
人前結婚式では、式の進行を自由に組み立てられるのも大きな特徴です。ふたりのオリジナリティをおおいに発揮できる部分ですが、セレモニーとしての厳かさを失わないよう注意しましょう。キリスト教式や神前式の式次第をベースにすれば、列席者にもわかりやすくてよいでしょう。
あれもこれもと欲ばって式次第に組み込むと、いちばん大切にしたいポイントが希薄な印象になったり、あまりシンプルすぎるのも、セレモニーらしさに欠けるので注意が必要です。時間的には20~30分前後が妥当でしょう。
●ポイントをおさえておけば演出もより効果的に
自由な進行が組み立てられる、といってもセレモニーらしさを出すために、おさえておきたいポイントがいくつかあるので参考にしてください。 《開式・閉式の辞》セレモニーにメリハリをつけるために必要です。司式者が宣言するのが一般的。
《誓いの言葉》人前結婚式において最も重要な式次のひとつ。必ず自分たちの言葉で作り、堂々と読み上げましょう。
《指輪の交換》《誓約書署名》ほとんどのカップルが行なっている、列席者にもわかりやすい儀式です。あまり手早くすませず、列席者にもよく見えるように行ないましょう。
式のスタイルと会場選びのポイント
●衣裳は会場や列席者全体とのバランスが大切
人前結婚式のスタイルは、前ページで詳しく説明しているように、和風でも洋風でも可能です。衣裳についても、会場の雰囲気に合ったものであれば、基本的に何を着ても本人たちの自由です。三々九度を取り入れた和風の人前結婚式でも、会場が洋風ならウエディングドレスでもおかしくありませんし、逆に、華やかな振り袖に、髪も自然な感じで結い上げれば、洋風の会場でもマッチするでしょう。 衣装については、ふたりを含めた列席者全体のトータルなバランスが必要なので、例えば、ガーデンで人前結婚式を行なう場合など、事前に招待状で服装についてのインフォメーションを付け加えておくのもいいでしょう。
●bgmはふたりにまつわる思いでの曲を
人前結婚式をプランニングしていく上で、意外と忘れがちなのがbgm。式次第のどの部分でbgmを流すかについても、言うまでもなく決まりはありません。基本的には、音のない部分(入場、指輪の交換、誓約書へ署名する時)にbgmを流せば、会場がしらけることもありません。ふたりが誓いの言葉を読み上げたり、司会者が人前結婚式についての説明をする時などには必要ないでしょう。
実際にどんな曲をどの場面に使うかは、ふたりで相談して選曲しましょう。ふたりの思い出の曲やお気に入りの曲であれば、そのことを司会者から列席者に、一言伝えてもらうのもいいでしょう。定番の結婚行進曲やアヴェ・マリアを流すのもいいですが、なるべくならふたりにまつわるような曲をbgmにしたほうが、ふたりらしい挙式になるはず。ただ一つ注意しておきたいのは、セレモニーとしての厳粛さに欠けるような曲は避けることです。
会場側には事前に問い合わせをして、cdかテープのどちらを用意すればよいのか確認を。どの部分でどの曲を流すかが決まったら、式次第に書き加えて、会場の音響担当者へ曲の入ったcdやテープを渡し、注意事項を伝えます。
予算的に余裕があるなら、音楽奏者を頼んで生演奏をしてもらうのもおすすめです。弦楽四重奏とまではいかないにしても、フルートとピアノ、バイオリンとハープのデュオなどの演奏もまた素敵。バイオリンやギターのソリストなら、ガーデンをはじめ、大抵の場所で演奏が可能なのでおすすめです。
キリスト教式の式次第で、列席者全員が賛美歌を歌うように、人前結婚式でも、全員で合唱する演出を取り入れるカップルもいます。できれば曲目も、みんなが知っているようなポピュラーなものがベター。歌詞カードも列席者の人数分を用意して、式が始まる前に、みんなに配っておきましょう。
●人前結婚式の主旨を参列者に理解していただく
列席者に承認されて初めてふたりの結婚が成立する人前結婚式において、列席者は単なる「お客様」ではなく「立会人」であり「証人」です。このことを前もって列席者に伝えなければなりません。
人前結婚式が挙式のスタイルとして一般的になってきたとはいえ、参列したことがない、という方も中にはいらっしゃるでしょう。また格式を重んじる年代の方の中には、人前結婚式を「お手軽な結婚式」と思っている方もいらっしゃるのも事実です。したがって、招待状に「人前結婚式を行ないますのでご列席ください」と記載するだけでは、説明不足です。ふたりがなぜ人前結婚式をしようと思ったのか、列席者に何を伝えようとしているのかを明確にしておくことで、列席者の賛同を得ることができるでしょう。
◆神前結婚式◆
●神前挙式の式次第
神前結婚式の式次第は、その神社によって多少の違いがありますが、一般的な式次第の例を、下にまとめてみました。神職と巫女はどちらも神社の神々に仕える身分です。神職は神社に参拝に訪れる方たちと、神様の間を取り持つ役割をしていて、巫女は神職の補佐をします。神前結婚式では中心となって儀式を執り行なう神職を斎主(さいしゅ)、その他の神職を祭員(さいいん)と呼び、祭員や巫女が斎主の手助けをします。また雅楽を演奏する神職は、玲人(れいじん)や楽人(がくじん)、楽師(がくし)などと呼ばれます。神社によっては、巫女の舞や神職による舞楽などを神前に奉納し、新郎新婦や参列者一同の繁栄と幸せを祈願するところもあります。
祭場での参列者が着席する位置についても、基本的には同じです。神前に向かって祭場中央の右側に新郎、その左側に新婦が座ります(神社によっては新郎新婦が対面するように座る場合も)。媒酌人夫婦は新郎新婦の後ろに、同じように右左に着席します。新郎の親族は右側、新婦の親族は左側に、それぞれの親族が向かい合うように、ふたりの両親から順に座っていきます(神社によっては、新郎の親族が右側、新婦の親族が左側に、それぞれ神前のほうに向かって座る場合も)。
これまで、神前結婚式は両親・媒酌人・親族だけが参列する場合が多かったのですが、最近では多くの人たちに挙式を見てもらいたいという新郎新婦の希望で、友人たちも参列できるように広い神殿をつくったホテルなどもあります。また神社でも、スペースに余裕があれば、希望により親族以外の友人たちも参列できるところもあります。また最近は媒酌人を立てないで神前結婚式を行なう場合も増えるなど、今までのスタイルとは変わってきています。
****************式次第の例***********************
1 ◆参入 手水(てみず)の水で手を清め、新郎新婦、媒酌人、参列者が神職の先導で神社に入場
2 ◆修祓(しゅうばつ) 婚儀の前に神職が祓詞(はらえことば)を奉上し、榊(さかき)の枝に麻ひもや紙垂(しで)をつけた大弊(おおぬさ)で、参列者全員をお祓いする。参列者は起立し頭を下げる。
3 ◆斎主一拝(さいしゅいっぱい) 婚儀を始めるにあたり、斎主に合わせて参列者全員が起立し神前に一回拝礼をする。斎主とは、婚儀を中心となって司る神職のこと。
4 ◆献饌(けんせん) 神職が神饌(しんせん)と呼ばれるお供え物の酒や食物を神前に供える。多くの場合、あらかじめ神饌をお供えしておき、御神酒(おみき)の入った瓶子(へいし)のフタを取ることで献饌にかえる。
5 ◆祝詞奉上(のりとそうじょう) 祝詞は神々に祈る言葉のこと。斎主が祝詞を奉上し、ふたりの結婚を神前に報告すると共に、末永い幸福を祈る。その間、参列者は全員起立して頭を下げる。
6 ◆三献の儀(さんこんのぎ) 神前に御供えした御神酒を、新郎新婦が巫女の介添えで、三々九度の盃を酌み交わす。
7 ◆指輪交換の儀 新郎新婦が指輪の交換を行なう。
8 ◆誓詞奉上(せいしそうじょう) 新郎新婦が神前に進み、誓いの言葉である誓詞を読み上げる。
9 ◆新郎新婦玉串拝礼(たまぐしはいれい) 新郎新婦が神前に進み、神々への感謝と祈りを込めて、玉串と呼ばれる榊の小枝を奉り、二礼二拍手一礼をして下がる。
10 ◆媒酌人玉串拝礼 媒酌人に合わせ、参列者も全員起立して拝礼。
11 ◆新郎新婦玉串拝礼(たまぐしはいれい) 新郎新婦が神前に進み、神々への感謝と祈りを込めて、玉串と呼ばれる榊の小枝を奉り、二礼二拍手一礼をして下がる。
12 ◆親族盃の儀 一同が御神酒を頂き、親族固めの儀を行なう。
13 ◆斎主一拝 参列者が全員起立し、斎主に合わせて拝礼。
14 ◆斎主挨拶 斎主から婚礼が整ったことと、新郎新婦へのお祝いの言葉を述べられる。
**********************************************************
●玉串拝礼と三々九度
玉串拝礼とは、玉串(榊の枝に紙垂をつけたもの)を神前の玉串案にお供えする儀式です。玉串は人の願いを神々に伝えるものとされています。以下、玉串拝礼の手順について解説します。
1)神職から受け取った玉串を、枝の表を上にして、右手は枝の付け根、左手は葉の部分に軽く手を添えて持ちます。左手はやや高く胸の前にささげ、両肘を張ります。
2)そのままの姿勢で玉串案の前に進んでいき、神前に向かって頭を下げます。
3)左手を離し、右手と一緒に胸の前で枝の部分を持ち、願い事を祈願します。
4)右手で葉の部分を持ち、時計回りに半回転させ、枝のほうを神前に向けて、玉串案の上にお供えします。
5)お供えしたところで、二礼二拍手一礼をして、神前に向いたまま数歩下がり、頭を下げます。
以上が玉串拝礼の手順です。祈願するための儀式なので、きちんと願い事をするのが大切です。
三々九度ですが、これは夫婦になって初めて同じ物を口にすることで、夫婦の契りを固めるという意味があります。
1)三方(さんぽう)の上に重ねて載せられた大中小の三つの盃の一番上の小盃に、まずは巫女が御神酒を注ぎます。
2)それを新郎が三口で頂き、盃を巫女に返します。
3)続いて巫女がその盃を新婦にすすめ、同じように御神酒を注いで、新婦が三口で頂きます。
4)中盃では、新婦から新郎の順で、同じように御神酒を頂きます。
5)大盃では、再び新郎から新婦の順で、同じように御神酒を頂きます。
固めの盃という意味からも、たとえお酒が飲めなくても、せめて口だけはつけるようにしましょう。
●オリジナル誓詞
新郎新婦が奉上する誓詞は、神社で用意してくれたものを読み上げるのが一般的ですが、自分たちが誓う言葉ですから、自分たちで作ってみるのもおすすめです。但し、誓詞は斎主が奉上する祝詞と関連しているので、神社で用意されている誓詞は文語体であることがほとんど。最近は口語体の誓詞を用意している神社もありますが、どちらでも、書かれている内容は同じです。誓詞の内容は、ふたりが結婚できたことを神々に感謝するとともに、これからの結婚生活が順調にいくことを祈願しますということ。自分たちで誓詞を作る場合でも、あまり現代風の言葉づかいは避けるべきです。ふたりで考えて誓詞を作るなら、前もって神職の方にアドバイスをしてもらうのがよいでしょう。
●神社以外でも神前挙式
神職の方にお願いし、理解がいただければ、神社や神殿以外の場所でも、神前結婚式を行なうことも可能です。その場合には、神々が宿るとされる神篭(ひもろぎ)を設置し、神饌というお酒や食物をお供えします。挙式を始める前には、降神(こうじん)といって、神々を神篭にお招きする儀式を行ないます。あとは、神社で執り行なわれる一般的な神前結婚式の式次第と同じように進行されます。
従って、神殿のないレストランやウエディングスペースのような場所で神前結婚式を行なうことも、神職の方の了解が取れれば可能です。最近では、神社以外の場所での神前結婚式に対応してくれる神職の方も増え、こうしたスタイルも注目されています。
●神前挙式と大安仏滅
結論から先に言うと、仏滅だからといった理由で結婚式の申し込みを断わる神社は、まずないでしょう。
大安や仏滅の日を決めるのは、六輝と呼ばれる中国から伝来された暦法で、江戸時代後期から一般化しました。今でもかなり信じられており、冠婚葬祭の日取りはすべて六輝で決めるという人も少なくないようです。
しかし最近では、仏滅の日の結婚式には、割引サービスの特典を設けるホテルや式場などが多くあるので、仏滅でも気にせず結婚式を行なうカップルも増えつつあります。
◆キリスト教式(教会・チャペルウエディング)◆
●街の教会と式場のチャペルウエディングの違いにくれぐれも注意
どちらで挙式する場合でも、神父や牧師の司式により、新郎新婦のふたりが神の前で結婚の誓いをするということに違いはありませんが、最初に注意すべきなのは街の教会は結婚式場ではないということです。信者の方たちにとっては、大切な祈りの場であるということを、よく理解しておいてください。
クリスチャンではないカップルの挙式を行なってくれる街の教会もありますが、ホテルや結婚式場へ問い合わせたりするのと同じような姿勢では、教会やその信者の方々に大変失礼です。まずは、ふたりが教会に対して、結婚式をお願いするという真摯な気持ちを持ちましょう。自分たちがキリスト教の信者でない場合、なぜ街の教会で挙式がしたいのか、もう一度よく考える必要があるでしょう。
●街の教会に挙式を申し込む場合
申し込みをする前に、まず教会に結婚式をお願いするという気持ちが大切です。その上で、まずは実際にふたりで教会に足を運び、日曜礼拝などに出席するのがいいでしょう。何度か通ううちに、その教会や、神父・牧師について、また本当に自分たちはこの教会で挙式がしたいのかどうか分かってくるでしょう。自分たちのセレモニーを行なう場所ですから、余裕をもって、自分たちの挙式をお願いできる教会を探しましょう。
ふたりでよく話し合い、教会の考え方などに賛同できるようなら、挙式をしたい旨を伝えることになります。教会がふたりの気持ちを理解し挙式を受け付けてくれるようであれば、挙式が可能な日や申し込み方法、結婚講座の受講などの条件について尋ねてみましょう。
あとは日曜拝礼に何回出席といった条件の如何を問わず、挙式当日まで、できる限り教会に足を運び、神父や牧師、挙式をボランティアでお手伝いしてくれる教会員の方々とコミュニケーションを重ねることも大切です。
●教会での式次第
式次第は、各教会や司式者によって多少異なります。下の例は、都内にある結婚式場のチャペルでの挙式で使われている式次第です。
奏楽
新郎新婦入場・・・・・・・一同起立
賛美歌 312・・・・・・・・一同
聖書 コリント人への第1の手紙第13章
祈祷
誓約式
式辞
誓約 ・・・・・・・・・・・一同起立
祈祷
宣言
賛美歌 430・・・・・・・・一同
祝祷
奏楽
新郎新婦退場・・・・・・・一同起立
少し解説を加えると、司式者が聖書の中の結婚や愛についての一節を朗読した後、「祈祷」がされますが、これは司式者が、神のお導きによって式が正しく行なわれるよう、また神の祝福が得られるようにお祈りをすることです。指輪の交換は、「誓約」のところで行います。司式者が新郎・新婦の順で、結婚の意志を問いかける形で明らかにした後、永遠の愛と結婚の誓いの証として指輪を交換します。その後の「祈祷」では、指輪をしたふたりの手を重ね、さらに司式者が手を重ねてお祈りを。「宣言」はふたりが夫婦となったことを司式者が文字通り宣言します。夫婦となったところで初めて、新郎が新婦のベールを上げることになります。
●教会やチャペルでの挙式衣装
教会やチャペルで結婚式を行なう際の式服に特別な決まりはありませんが、花嫁はウェディングドレス、花婿はタキシードというのが一般的です。花嫁は白無垢、花婿は紋付に袴でも、挙式を断わるという教会やチャペルはまずないでしょうが、その衣装が自分たちが挙式をする教会やチャペルの雰囲気にマッチしているかどうかは、また別の問題です。 一般的には、花嫁の場合、なるべく肌が露出しないハイネックで長袖、足が完全に隠れるフルレングス、色は純白でロングベールを付けるというのが多いようですが、最近ではあまりにも露骨に肌が見えないようなデザインであれば、半袖でも、足の見えるショート丈のドレスでも、またオフショルダーのドレスでも問題ないようです。
要は、挙式をするふたりが、神の前で愛を誓うという行為にふさわしいもの、その気持ちが表現されているようなデザインのものであればokでしょう。>
●街の教会での挙式費用
街の教会は、営利目的で結婚式を行なっているわけではありません。したがって、結婚式にかかる費用は「献金」や「謝礼」として納めます。ホテルや式場のように、挙式料がいくらと決まっているわけではありません。基本的には、ふたりの「気持ち」や「志」で構わないわけですが、最近では、そういった挙式費用に関する問い合わせが多いこともあって、基本的な金額の目安を提示する教会も増えているようです。もし提示がなければ、事前に日曜礼拝などで教会を訪れた際、神父や牧師、またその教会の教会員の方などに、挙式していただく際のお礼について聞いてみるのもいいでしょう。
挙式費用の内訳と目安は、神父または牧師など司式者への謝礼、オルガニストと聖歌隊への謝礼、教会への献金、また場合によっては、ふたりの当日のお世話をしてくれる教会員の方への謝礼、教会の装花などの実費。合計10万円から20万円ぐらいと考えれば妥当ですが、あくまでもふたりの感謝の気持が大切です。謝礼を渡す方法は教会から何か指示があればそれに従い、そうでなければ式前日など、最終的なリハーサルを行なうために教会を訪れた際にでも、ふたりで持参するのがよいでしょう。
◆仏前式◆
●仏前式の結婚式とは
仏前で夫婦の誓いをして祖先に報告し、その因縁を仏に感謝するのが仏前式の結婚式です。
現世で結ばれたことを先祖に報告し、仏の加護をお願いします。
仏教の教えに基づいて仏の前で来世までの結びつきを誓い、ふたりをめぐり合わせてくれた祖先に感謝します。
●仏前式 結婚式の式次第
宗派により多少の違いはありますが、主に以下の式次第で結婚式が行われます。
1.親族・参列者入堂
仏前に向かって右側に新郎側、左側に新婦側の親族・参列者が並びます。
2.新郎新婦入堂
新郎新婦が媒酌人に付き添われて別々の入口から入堂し、中央で両方が出会い正面の壇前に進みます。
3.司婚者入堂
結婚式を司る僧侶(司婚者)が入堂し、焼香します。一同は合掌。
4.敬白文朗読
司婚者が仏前に向かい、これから結婚式を行うことを報告します。一同は起立。
5.念珠授与
仏前式の結婚式でもっとも大切な儀礼です。
司婚者は、仏前に供えてある念珠のうち、白いリボンのついた方を新郎に、赤いリボンのついた方を新婦に授けます。
新郎新婦はこれを両手で受け左手の四指にかけます。念珠は結婚式が終わるまで持っています。
6.誓約の言葉
司婚者の問いかけによって、新郎新婦が仏前で結婚を誓います。
この誓いにより司婚者は、結婚式の参列者一同に婚儀の成立を認める旨のことばを朗読します。
7.焼香
左手に念珠を下げ、新郎新婦の順に焼香し、合掌礼拝をします。
8.誓杯
神前式結婚式の「三三九度」にあたるものです。雅楽が奏せられる中、仏前式結婚式では、新婦・新郎・新婦の順で行います。
9.親族固めの杯
次に参列者一同で祝杯をあげます。
10.法話
仏道に則りお祝いの説話をします。
11.退堂
新郎新婦を先頭に参列者一同退場します。
●仏前式の結婚式注意点
仏前式で結婚式を行うのはまだまだ少数派というのが実情です。
そのため結婚式の会場面で制約が大きいことを注意してください。
菩提寺など、縁あるお寺で挙式するのが通常ですが、一般の式場等を結婚式の会場として希望する場合にはその式場が仏前式の対応しているかどうか事前に十分確認する必要があります。
また、宗派による違いもあるので新郎新婦二人だけの希望で押し進めるのは難しいかもしれません。
両家間でよく話し合うことが大切です。
●仏前式 結婚式の特徴
少数派だからこそ参列者の印象に残りやすいという面があります。
両親をはじめとする参列者のかたがたの記憶に、末永く留めてもらえたら嬉しいですよね。
また、仏前式の結婚式では新郎の紋付、新婦の白無垢がよく映えます。
伝統ある寺院で行われる結婚式は厳かな雰囲気で、趣があります。
仏前式結婚式の儀式の上で最も重要で特徴的なのは僧侶からの念珠授与です。
また、仏前式結婚式は教会や神社で結婚式を行うよりかかる費用が少なくなるという点もあげられます。
以上です。
大体の流れはつかめましたか??
一生に一度ですから、色々な情報を手に入れて自分にあったスタイルで式をあげてください☆
◆結婚式の由来◆
日本古来の結婚の意義
かなり古くのことですので、その時代背景が知りえるのですが、昔の結婚は、子孫繁栄と財産譲渡を目的として行われました。世界中でほぼ共通した結婚の認識だったようです。
娘を渡す変わりに財産をもらうという感じでしょうか。今でも、結納を行う際は、花婿の自宅で行われ、結納金なるものが渡されますよね。
また、当時の家庭は(今も?でしょうか)父親の力が強く、娘は父親の物であるが故に、父親の手から花婿に譲渡されるようでした。現在でも、式で、花嫁の父親がバージンロードを花嫁と歩き、花婿に引き渡す演出があり、これに由来しています。また、花嫁・花婿が肉体的に結ばれる「床入り」が、結婚で重要な儀式とされていました。子孫繁栄という観点からすれば、それもそうでしょうか。
当時は、全てが生きることと結びついて行われているため、その生きるという中の一部の儀式とされていました。
現在では、結婚式に生きるための儀式というものはありませんが、その当時の儀式が現在の式でのセレモニー・演出になっているところが多く見られます。
◆結婚式の種類◆
式の種類には、神仏に誓いを立てる神前式、キリスト教式(教会・チャペルウエディング)、仏前式と、参列者に誓いを立てる人前式があります。
もともと日本では参列者の前で宣誓を行う人前式が主流でした。キリスト教式などの神前式は明治になってから主流となりました。
最近はまたまた人前式が増えているようです。
◆人前式◆
●人前結婚式とは
教会や神前での結婚式とは異なり、人前結婚式を選んだふたりが愛の誓いをたてるのは、神様でも仏様でもなく、列席していただく方々です。
決められた型がなく、セレモニーを自由に組み立ててアレンジできる人前結婚式は、必要だと思うものだけを取り入れて、個性的な結婚式を実現できる、オリジナル派のカップルにピッタリの挙式スタイルといえます。
プランニングから始めよう
●まずはふたりのコンセプトを確認する
「私たちらしい人生の新しいスタートを、列席者の方々に見届けていただきたい」と選んだ人前結婚式ですから、ふたりらしく一貫したコンセプトに基づく綿密なプランニングが必要です。
プランニングを始める前にしておきたいのは、なぜふたりが人前結婚式を挙げようと思ったのか、納得のいくまで話し合っておくこと。誰に何を誓いたいのか、自分たちらしい表現とは何なのか、しっかりと考えておきましょう。ご両親をはじめとする、列席者に充分なご理解をいただくことも、スムーズなプランニングを進めるための重要な鍵となります。
●コンセプトにあった挙式のスタイルを決める
会場を決める前に、挙式のスタイルをある程度イメージしておきましょう。宗教色がない人前結婚式のスタイルは和風と洋風に大きく分かれ、新郎新婦の装いによって決定することが多いようです。和装での挙式の場合、神前式をベースとした式次第や演出を。一方、ウエディングドレスの装いでは、キリスト教の様式を参考に組み立てるのが一般的です。
列席者の顔ぶれも挙式のスタイルを左右します。たくさんの方々に列席していただきたいのなら、披露宴の前にすべてのゲストに立ち会っていただいてのセレモニーを。ご両親への感謝と親族への報告をきちんとした形で、というふたりなら、披露宴の開宴前に家族中心のアットホームな式を挙げるのもいいでしょう。
●人前結婚式の主旨を参列者に理解していただく
列席者に承認されて初めてふたりの結婚が成立する人前結婚式において、列席者は単なる「お客様」ではなく「立会人」であり「証人」です。このことを前もって列席者に伝えなければなりません。
人前結婚式が挙式のスタイルとして一般的になってきたとはいえ、参列したことがない、という方も中にはいらっしゃるでしょう。また格式を重んじる年代の方の中には、人前結婚式を「お手軽な結婚式」と思っている方もいらっしゃるのも事実です。したがって、招待状に「人前結婚式を行ないますのでご列席ください」と記載するだけでは、説明不足です。ふたりがなぜ人前結婚式をしようと思ったのか、列席者に何を伝えようとしているのかを明確にしておくことで、列席者の賛同を得ることができるでしょう。
●イメージや規模を考えてふさわしい会場を選ぶ
挙式について、ある程度のイメージが固まったら、それに適した会場を探します。会場選びは、もっとも自分たちらしいセンスを発揮できるポイントのである一方、列席者は、ふたりが「新しい人生のスタート地点としていちばんふさわしいと思った場所」と認識するわけですから、慎重に選びたいものです。あまりにカジュアルすぎる場所はセレモニーらしさを演出するのにふさわしくありません。
会場選びは、挙式と披露宴と同じ会場にするか、それとも挙式後に会場を移すのかで違ってきます。最近では挙式と披露宴は別の会場にするカップルが増えてきているようです。
●セレモニー成功の鍵を握る司会者と立会人代表
人前結婚式を成功させるためには、進行役である司会者の役割と立会人代表の存在が重要になります。
司会者は新郎新婦のこと、セレモニーに対するふたりの考えを充分に理解してくれる方、もしくはプロの司会者に依頼するのがよいでしょう。いすれにしても必ず事前に時間をとり、ふたりのセレモニーに対する考えを列席者に伝えてもらうようにしたいものです。
立会人代表も、他の立会人に対してこの結婚が成立したことを宣言し、承認していただくという非常に重要な役割ですから、司会者と同じく、ふたりのことをよく知る、そしてこの結婚式の主旨に賛同してくれる方にお願いします。
●リハーサルを忘れずに
挙式の具体的なパーツをプランニングに組み込んだら、全体が自然な流れになるように調整し、リハーサルに臨みましょう。どんなに完璧な台本を作ったとしても、当日実際に会場で動いてみないとわからないことがたくさんでてきます。お手本がないセレモニーだからこそ、臨機応変に対応できるようにしておきましょう。
アレンジ自由自在の式次第
●スムーズな進行のためには式次第が重要です
人前結婚式では、式の進行を自由に組み立てられるのも大きな特徴です。ふたりのオリジナリティをおおいに発揮できる部分ですが、セレモニーとしての厳かさを失わないよう注意しましょう。キリスト教式や神前式の式次第をベースにすれば、列席者にもわかりやすくてよいでしょう。
あれもこれもと欲ばって式次第に組み込むと、いちばん大切にしたいポイントが希薄な印象になったり、あまりシンプルすぎるのも、セレモニーらしさに欠けるので注意が必要です。時間的には20~30分前後が妥当でしょう。
●ポイントをおさえておけば演出もより効果的に
自由な進行が組み立てられる、といってもセレモニーらしさを出すために、おさえておきたいポイントがいくつかあるので参考にしてください。 《開式・閉式の辞》セレモニーにメリハリをつけるために必要です。司式者が宣言するのが一般的。
《誓いの言葉》人前結婚式において最も重要な式次のひとつ。必ず自分たちの言葉で作り、堂々と読み上げましょう。
《指輪の交換》《誓約書署名》ほとんどのカップルが行なっている、列席者にもわかりやすい儀式です。あまり手早くすませず、列席者にもよく見えるように行ないましょう。
式のスタイルと会場選びのポイント
●衣裳は会場や列席者全体とのバランスが大切
人前結婚式のスタイルは、前ページで詳しく説明しているように、和風でも洋風でも可能です。衣裳についても、会場の雰囲気に合ったものであれば、基本的に何を着ても本人たちの自由です。三々九度を取り入れた和風の人前結婚式でも、会場が洋風ならウエディングドレスでもおかしくありませんし、逆に、華やかな振り袖に、髪も自然な感じで結い上げれば、洋風の会場でもマッチするでしょう。 衣装については、ふたりを含めた列席者全体のトータルなバランスが必要なので、例えば、ガーデンで人前結婚式を行なう場合など、事前に招待状で服装についてのインフォメーションを付け加えておくのもいいでしょう。
●bgmはふたりにまつわる思いでの曲を
人前結婚式をプランニングしていく上で、意外と忘れがちなのがbgm。式次第のどの部分でbgmを流すかについても、言うまでもなく決まりはありません。基本的には、音のない部分(入場、指輪の交換、誓約書へ署名する時)にbgmを流せば、会場がしらけることもありません。ふたりが誓いの言葉を読み上げたり、司会者が人前結婚式についての説明をする時などには必要ないでしょう。
実際にどんな曲をどの場面に使うかは、ふたりで相談して選曲しましょう。ふたりの思い出の曲やお気に入りの曲であれば、そのことを司会者から列席者に、一言伝えてもらうのもいいでしょう。定番の結婚行進曲やアヴェ・マリアを流すのもいいですが、なるべくならふたりにまつわるような曲をbgmにしたほうが、ふたりらしい挙式になるはず。ただ一つ注意しておきたいのは、セレモニーとしての厳粛さに欠けるような曲は避けることです。
会場側には事前に問い合わせをして、cdかテープのどちらを用意すればよいのか確認を。どの部分でどの曲を流すかが決まったら、式次第に書き加えて、会場の音響担当者へ曲の入ったcdやテープを渡し、注意事項を伝えます。
予算的に余裕があるなら、音楽奏者を頼んで生演奏をしてもらうのもおすすめです。弦楽四重奏とまではいかないにしても、フルートとピアノ、バイオリンとハープのデュオなどの演奏もまた素敵。バイオリンやギターのソリストなら、ガーデンをはじめ、大抵の場所で演奏が可能なのでおすすめです。
キリスト教式の式次第で、列席者全員が賛美歌を歌うように、人前結婚式でも、全員で合唱する演出を取り入れるカップルもいます。できれば曲目も、みんなが知っているようなポピュラーなものがベター。歌詞カードも列席者の人数分を用意して、式が始まる前に、みんなに配っておきましょう。
●人前結婚式の主旨を参列者に理解していただく
列席者に承認されて初めてふたりの結婚が成立する人前結婚式において、列席者は単なる「お客様」ではなく「立会人」であり「証人」です。このことを前もって列席者に伝えなければなりません。
人前結婚式が挙式のスタイルとして一般的になってきたとはいえ、参列したことがない、という方も中にはいらっしゃるでしょう。また格式を重んじる年代の方の中には、人前結婚式を「お手軽な結婚式」と思っている方もいらっしゃるのも事実です。したがって、招待状に「人前結婚式を行ないますのでご列席ください」と記載するだけでは、説明不足です。ふたりがなぜ人前結婚式をしようと思ったのか、列席者に何を伝えようとしているのかを明確にしておくことで、列席者の賛同を得ることができるでしょう。
◆神前結婚式◆
●神前挙式の式次第
神前結婚式の式次第は、その神社によって多少の違いがありますが、一般的な式次第の例を、下にまとめてみました。神職と巫女はどちらも神社の神々に仕える身分です。神職は神社に参拝に訪れる方たちと、神様の間を取り持つ役割をしていて、巫女は神職の補佐をします。神前結婚式では中心となって儀式を執り行なう神職を斎主(さいしゅ)、その他の神職を祭員(さいいん)と呼び、祭員や巫女が斎主の手助けをします。また雅楽を演奏する神職は、玲人(れいじん)や楽人(がくじん)、楽師(がくし)などと呼ばれます。神社によっては、巫女の舞や神職による舞楽などを神前に奉納し、新郎新婦や参列者一同の繁栄と幸せを祈願するところもあります。
祭場での参列者が着席する位置についても、基本的には同じです。神前に向かって祭場中央の右側に新郎、その左側に新婦が座ります(神社によっては新郎新婦が対面するように座る場合も)。媒酌人夫婦は新郎新婦の後ろに、同じように右左に着席します。新郎の親族は右側、新婦の親族は左側に、それぞれの親族が向かい合うように、ふたりの両親から順に座っていきます(神社によっては、新郎の親族が右側、新婦の親族が左側に、それぞれ神前のほうに向かって座る場合も)。
これまで、神前結婚式は両親・媒酌人・親族だけが参列する場合が多かったのですが、最近では多くの人たちに挙式を見てもらいたいという新郎新婦の希望で、友人たちも参列できるように広い神殿をつくったホテルなどもあります。また神社でも、スペースに余裕があれば、希望により親族以外の友人たちも参列できるところもあります。また最近は媒酌人を立てないで神前結婚式を行なう場合も増えるなど、今までのスタイルとは変わってきています。
****************式次第の例***********************
1 ◆参入 手水(てみず)の水で手を清め、新郎新婦、媒酌人、参列者が神職の先導で神社に入場
2 ◆修祓(しゅうばつ) 婚儀の前に神職が祓詞(はらえことば)を奉上し、榊(さかき)の枝に麻ひもや紙垂(しで)をつけた大弊(おおぬさ)で、参列者全員をお祓いする。参列者は起立し頭を下げる。
3 ◆斎主一拝(さいしゅいっぱい) 婚儀を始めるにあたり、斎主に合わせて参列者全員が起立し神前に一回拝礼をする。斎主とは、婚儀を中心となって司る神職のこと。
4 ◆献饌(けんせん) 神職が神饌(しんせん)と呼ばれるお供え物の酒や食物を神前に供える。多くの場合、あらかじめ神饌をお供えしておき、御神酒(おみき)の入った瓶子(へいし)のフタを取ることで献饌にかえる。
5 ◆祝詞奉上(のりとそうじょう) 祝詞は神々に祈る言葉のこと。斎主が祝詞を奉上し、ふたりの結婚を神前に報告すると共に、末永い幸福を祈る。その間、参列者は全員起立して頭を下げる。
6 ◆三献の儀(さんこんのぎ) 神前に御供えした御神酒を、新郎新婦が巫女の介添えで、三々九度の盃を酌み交わす。
7 ◆指輪交換の儀 新郎新婦が指輪の交換を行なう。
8 ◆誓詞奉上(せいしそうじょう) 新郎新婦が神前に進み、誓いの言葉である誓詞を読み上げる。
9 ◆新郎新婦玉串拝礼(たまぐしはいれい) 新郎新婦が神前に進み、神々への感謝と祈りを込めて、玉串と呼ばれる榊の小枝を奉り、二礼二拍手一礼をして下がる。
10 ◆媒酌人玉串拝礼 媒酌人に合わせ、参列者も全員起立して拝礼。
11 ◆新郎新婦玉串拝礼(たまぐしはいれい) 新郎新婦が神前に進み、神々への感謝と祈りを込めて、玉串と呼ばれる榊の小枝を奉り、二礼二拍手一礼をして下がる。
12 ◆親族盃の儀 一同が御神酒を頂き、親族固めの儀を行なう。
13 ◆斎主一拝 参列者が全員起立し、斎主に合わせて拝礼。
14 ◆斎主挨拶 斎主から婚礼が整ったことと、新郎新婦へのお祝いの言葉を述べられる。
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●玉串拝礼と三々九度
玉串拝礼とは、玉串(榊の枝に紙垂をつけたもの)を神前の玉串案にお供えする儀式です。玉串は人の願いを神々に伝えるものとされています。以下、玉串拝礼の手順について解説します。
1)神職から受け取った玉串を、枝の表を上にして、右手は枝の付け根、左手は葉の部分に軽く手を添えて持ちます。左手はやや高く胸の前にささげ、両肘を張ります。
2)そのままの姿勢で玉串案の前に進んでいき、神前に向かって頭を下げます。
3)左手を離し、右手と一緒に胸の前で枝の部分を持ち、願い事を祈願します。
4)右手で葉の部分を持ち、時計回りに半回転させ、枝のほうを神前に向けて、玉串案の上にお供えします。
5)お供えしたところで、二礼二拍手一礼をして、神前に向いたまま数歩下がり、頭を下げます。
以上が玉串拝礼の手順です。祈願するための儀式なので、きちんと願い事をするのが大切です。
三々九度ですが、これは夫婦になって初めて同じ物を口にすることで、夫婦の契りを固めるという意味があります。
1)三方(さんぽう)の上に重ねて載せられた大中小の三つの盃の一番上の小盃に、まずは巫女が御神酒を注ぎます。
2)それを新郎が三口で頂き、盃を巫女に返します。
3)続いて巫女がその盃を新婦にすすめ、同じように御神酒を注いで、新婦が三口で頂きます。
4)中盃では、新婦から新郎の順で、同じように御神酒を頂きます。
5)大盃では、再び新郎から新婦の順で、同じように御神酒を頂きます。
固めの盃という意味からも、たとえお酒が飲めなくても、せめて口だけはつけるようにしましょう。
●オリジナル誓詞
新郎新婦が奉上する誓詞は、神社で用意してくれたものを読み上げるのが一般的ですが、自分たちが誓う言葉ですから、自分たちで作ってみるのもおすすめです。但し、誓詞は斎主が奉上する祝詞と関連しているので、神社で用意されている誓詞は文語体であることがほとんど。最近は口語体の誓詞を用意している神社もありますが、どちらでも、書かれている内容は同じです。誓詞の内容は、ふたりが結婚できたことを神々に感謝するとともに、これからの結婚生活が順調にいくことを祈願しますということ。自分たちで誓詞を作る場合でも、あまり現代風の言葉づかいは避けるべきです。ふたりで考えて誓詞を作るなら、前もって神職の方にアドバイスをしてもらうのがよいでしょう。
●神社以外でも神前挙式
神職の方にお願いし、理解がいただければ、神社や神殿以外の場所でも、神前結婚式を行なうことも可能です。その場合には、神々が宿るとされる神篭(ひもろぎ)を設置し、神饌というお酒や食物をお供えします。挙式を始める前には、降神(こうじん)といって、神々を神篭にお招きする儀式を行ないます。あとは、神社で執り行なわれる一般的な神前結婚式の式次第と同じように進行されます。
従って、神殿のないレストランやウエディングスペースのような場所で神前結婚式を行なうことも、神職の方の了解が取れれば可能です。最近では、神社以外の場所での神前結婚式に対応してくれる神職の方も増え、こうしたスタイルも注目されています。
●神前挙式と大安仏滅
結論から先に言うと、仏滅だからといった理由で結婚式の申し込みを断わる神社は、まずないでしょう。
大安や仏滅の日を決めるのは、六輝と呼ばれる中国から伝来された暦法で、江戸時代後期から一般化しました。今でもかなり信じられており、冠婚葬祭の日取りはすべて六輝で決めるという人も少なくないようです。
しかし最近では、仏滅の日の結婚式には、割引サービスの特典を設けるホテルや式場などが多くあるので、仏滅でも気にせず結婚式を行なうカップルも増えつつあります。
◆キリスト教式(教会・チャペルウエディング)◆
●街の教会と式場のチャペルウエディングの違いにくれぐれも注意
どちらで挙式する場合でも、神父や牧師の司式により、新郎新婦のふたりが神の前で結婚の誓いをするということに違いはありませんが、最初に注意すべきなのは街の教会は結婚式場ではないということです。信者の方たちにとっては、大切な祈りの場であるということを、よく理解しておいてください。
クリスチャンではないカップルの挙式を行なってくれる街の教会もありますが、ホテルや結婚式場へ問い合わせたりするのと同じような姿勢では、教会やその信者の方々に大変失礼です。まずは、ふたりが教会に対して、結婚式をお願いするという真摯な気持ちを持ちましょう。自分たちがキリスト教の信者でない場合、なぜ街の教会で挙式がしたいのか、もう一度よく考える必要があるでしょう。
●街の教会に挙式を申し込む場合
申し込みをする前に、まず教会に結婚式をお願いするという気持ちが大切です。その上で、まずは実際にふたりで教会に足を運び、日曜礼拝などに出席するのがいいでしょう。何度か通ううちに、その教会や、神父・牧師について、また本当に自分たちはこの教会で挙式がしたいのかどうか分かってくるでしょう。自分たちのセレモニーを行なう場所ですから、余裕をもって、自分たちの挙式をお願いできる教会を探しましょう。
ふたりでよく話し合い、教会の考え方などに賛同できるようなら、挙式をしたい旨を伝えることになります。教会がふたりの気持ちを理解し挙式を受け付けてくれるようであれば、挙式が可能な日や申し込み方法、結婚講座の受講などの条件について尋ねてみましょう。
あとは日曜拝礼に何回出席といった条件の如何を問わず、挙式当日まで、できる限り教会に足を運び、神父や牧師、挙式をボランティアでお手伝いしてくれる教会員の方々とコミュニケーションを重ねることも大切です。
●教会での式次第
式次第は、各教会や司式者によって多少異なります。下の例は、都内にある結婚式場のチャペルでの挙式で使われている式次第です。
奏楽
新郎新婦入場・・・・・・・一同起立
賛美歌 312・・・・・・・・一同
聖書 コリント人への第1の手紙第13章
祈祷
誓約式
式辞
誓約 ・・・・・・・・・・・一同起立
祈祷
宣言
賛美歌 430・・・・・・・・一同
祝祷
奏楽
新郎新婦退場・・・・・・・一同起立
少し解説を加えると、司式者が聖書の中の結婚や愛についての一節を朗読した後、「祈祷」がされますが、これは司式者が、神のお導きによって式が正しく行なわれるよう、また神の祝福が得られるようにお祈りをすることです。指輪の交換は、「誓約」のところで行います。司式者が新郎・新婦の順で、結婚の意志を問いかける形で明らかにした後、永遠の愛と結婚の誓いの証として指輪を交換します。その後の「祈祷」では、指輪をしたふたりの手を重ね、さらに司式者が手を重ねてお祈りを。「宣言」はふたりが夫婦となったことを司式者が文字通り宣言します。夫婦となったところで初めて、新郎が新婦のベールを上げることになります。
●教会やチャペルでの挙式衣装
教会やチャペルで結婚式を行なう際の式服に特別な決まりはありませんが、花嫁はウェディングドレス、花婿はタキシードというのが一般的です。花嫁は白無垢、花婿は紋付に袴でも、挙式を断わるという教会やチャペルはまずないでしょうが、その衣装が自分たちが挙式をする教会やチャペルの雰囲気にマッチしているかどうかは、また別の問題です。 一般的には、花嫁の場合、なるべく肌が露出しないハイネックで長袖、足が完全に隠れるフルレングス、色は純白でロングベールを付けるというのが多いようですが、最近ではあまりにも露骨に肌が見えないようなデザインであれば、半袖でも、足の見えるショート丈のドレスでも、またオフショルダーのドレスでも問題ないようです。
要は、挙式をするふたりが、神の前で愛を誓うという行為にふさわしいもの、その気持ちが表現されているようなデザインのものであればokでしょう。>
●街の教会での挙式費用
街の教会は、営利目的で結婚式を行なっているわけではありません。したがって、結婚式にかかる費用は「献金」や「謝礼」として納めます。ホテルや式場のように、挙式料がいくらと決まっているわけではありません。基本的には、ふたりの「気持ち」や「志」で構わないわけですが、最近では、そういった挙式費用に関する問い合わせが多いこともあって、基本的な金額の目安を提示する教会も増えているようです。もし提示がなければ、事前に日曜礼拝などで教会を訪れた際、神父や牧師、またその教会の教会員の方などに、挙式していただく際のお礼について聞いてみるのもいいでしょう。
挙式費用の内訳と目安は、神父または牧師など司式者への謝礼、オルガニストと聖歌隊への謝礼、教会への献金、また場合によっては、ふたりの当日のお世話をしてくれる教会員の方への謝礼、教会の装花などの実費。合計10万円から20万円ぐらいと考えれば妥当ですが、あくまでもふたりの感謝の気持が大切です。謝礼を渡す方法は教会から何か指示があればそれに従い、そうでなければ式前日など、最終的なリハーサルを行なうために教会を訪れた際にでも、ふたりで持参するのがよいでしょう。
◆仏前式◆
●仏前式の結婚式とは
仏前で夫婦の誓いをして祖先に報告し、その因縁を仏に感謝するのが仏前式の結婚式です。
現世で結ばれたことを先祖に報告し、仏の加護をお願いします。
仏教の教えに基づいて仏の前で来世までの結びつきを誓い、ふたりをめぐり合わせてくれた祖先に感謝します。
●仏前式 結婚式の式次第
宗派により多少の違いはありますが、主に以下の式次第で結婚式が行われます。
1.親族・参列者入堂
仏前に向かって右側に新郎側、左側に新婦側の親族・参列者が並びます。
2.新郎新婦入堂
新郎新婦が媒酌人に付き添われて別々の入口から入堂し、中央で両方が出会い正面の壇前に進みます。
3.司婚者入堂
結婚式を司る僧侶(司婚者)が入堂し、焼香します。一同は合掌。
4.敬白文朗読
司婚者が仏前に向かい、これから結婚式を行うことを報告します。一同は起立。
5.念珠授与
仏前式の結婚式でもっとも大切な儀礼です。
司婚者は、仏前に供えてある念珠のうち、白いリボンのついた方を新郎に、赤いリボンのついた方を新婦に授けます。
新郎新婦はこれを両手で受け左手の四指にかけます。念珠は結婚式が終わるまで持っています。
6.誓約の言葉
司婚者の問いかけによって、新郎新婦が仏前で結婚を誓います。
この誓いにより司婚者は、結婚式の参列者一同に婚儀の成立を認める旨のことばを朗読します。
7.焼香
左手に念珠を下げ、新郎新婦の順に焼香し、合掌礼拝をします。
8.誓杯
神前式結婚式の「三三九度」にあたるものです。雅楽が奏せられる中、仏前式結婚式では、新婦・新郎・新婦の順で行います。
9.親族固めの杯
次に参列者一同で祝杯をあげます。
10.法話
仏道に則りお祝いの説話をします。
11.退堂
新郎新婦を先頭に参列者一同退場します。
●仏前式の結婚式注意点
仏前式で結婚式を行うのはまだまだ少数派というのが実情です。
そのため結婚式の会場面で制約が大きいことを注意してください。
菩提寺など、縁あるお寺で挙式するのが通常ですが、一般の式場等を結婚式の会場として希望する場合にはその式場が仏前式の対応しているかどうか事前に十分確認する必要があります。
また、宗派による違いもあるので新郎新婦二人だけの希望で押し進めるのは難しいかもしれません。
両家間でよく話し合うことが大切です。
●仏前式 結婚式の特徴
少数派だからこそ参列者の印象に残りやすいという面があります。
両親をはじめとする参列者のかたがたの記憶に、末永く留めてもらえたら嬉しいですよね。
また、仏前式の結婚式では新郎の紋付、新婦の白無垢がよく映えます。
伝統ある寺院で行われる結婚式は厳かな雰囲気で、趣があります。
仏前式結婚式の儀式の上で最も重要で特徴的なのは僧侶からの念珠授与です。
また、仏前式結婚式は教会や神社で結婚式を行うよりかかる費用が少なくなるという点もあげられます。
以上です。
大体の流れはつかめましたか??